
増補改訂版 起業のエクイティ・ファイナンス―――スタートアップを成長させる「インセンティブ」の設計図
磯崎 哲也
ダイヤモンド社 / 2022-07-05
この本について
起業まわりの相談を受けていると、「共同創業者と株の話をどこまでしておけばいいのか」とか、「この条件で投資を受けていいのか判断できない」といったモヤモヤをよく聞きます。自分も最初の頃は同じで、勢いで走り出したあとに“これ先に決めておくべきだったな…”と冷や汗をかいたことがあります。 この本が助かったのは、エクイティの話を“きれいごと”ではなく、現実の人間関係や組織の成長スピードまで含めて説明してくれるところです。たとえば、共同創業者が辞めた時の株の扱いをどうするか、なぜ優秀な人ほど早く呼び込むべきなのか、そしてエクイティが単なる資金調達ではなく、関係者全員を動かすインセンティブとしてどう機能するのか。どれも、机上の理屈より「現場で本当に困るポイント」を正面から扱ってくれます。シード期のバリュエーションや投資条件の目安も、“どのくらいが常識なのか”を判断する手がかりとしてかなり実務的でした。 特に刺さったのは、「自分より優秀な人を入れることへの本能的な怖さ」と、それを乗り越えないと組織が伸びないという話。ここを丁寧に言語化してくれる本って意外と少ないんですよね。 スタートアップをやっている人だけでなく、「会社を大きくするときに何を設計すべきか」が漠然としている人にも刺さると思います。自分と同じように迷っている人が、少しでも視界をクリアにするための一本です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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起業のエクイティ・ファイナンス
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