
戦国日本の軍事革命 鉄炮が一変させた戦場と統治 (中公新書)
藤田達生
中央公論新社 / 2022-03-22
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推定読了時間 約5時間7分
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この本について
歴史の本を読むとき、「結局、信長がすごかったって話で終わるのでは?」とか、「戦国はなんとなく勢いで統一に向かったんだよね」みたいな曖昧な理解のまま止まってしまうことが、自分でもずっとモヤモヤしていました。背景の複雑さは知りたいのに、物語としての戦国史に引っ張られがちなんですよね。 藤田達生さんの『戦国日本の軍事革命』は、その曖昧さをかなり具体的に壊してくれます。例えば、鉄炮がもたらした変化を「新兵器の登場」ではなく、「分権の国を短期間で集中化させた異常事態」として描く視点は、歴史の流れをまったく違う角度から見せてくれます。また、火薬や鉛の調達ルート、大砲の扱い方といった“技術そのもの”の話が驚くほど細かく出てきて、戦争が政治や国際関係とどれほど結びついていたのかが実感できるのが面白いところです。長篠の戦いも「三千挺の鉄炮」の神話を外し、火薬不足という現実的な要因に光を当てていて、思い込みを揺さぶられます。 読み終えると、戦国時代を「人物ドラマ」ではなく「技術と物流のマネジメント」の観点で語れるようになるので、断片的な知識が線でつながる感じがありました。歴史を“なんとなく”で理解してきた人ほど刺さると思います。
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出版社による紹介
長槍や騎馬隊を軸とした戦国時代の戦場は鉄炮伝来で一変した。信長による鉄炮の大量使用が天下統一を推進し、近世を到来させるまで。
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