
この本について
仕事でも日常でも、考える場面になるとつい勘や経験に逃げてしまうことってありますよね。考えたほうがいいのは分かっているのに、「まあこんなもんでしょ」と自分をごまかしてしまう感じ。僕もずっとその癖が抜けずに悩んでいました。 この本を読んで少し変わったのは、「頭を使うべきポイント」がはっきり見えるようになったことです。たとえば、著者が繰り返し言う“現実の投影”や“辻褄思考”は、単に数字を当てにいく作業じゃなくて、自分の知識や感覚を一度全部棚に並べて、そこから世界の姿を描き直す作業なんですよね。DVDレンタルの話なんてまさにそうで、「今どんな層が残っている?」と具体的に考えるだけで、自分の思考の雑さがそのまま露呈します。あの感覚はけっこう刺さりました。 さらに、論点を絞るとか、因数分解を二つ三つ持つとか、議論の場で効く技術が多いのもありがたいところです。自分がその場で迷子になりがちなタイプほど、フチドリ思考や“筋が悪い感”の扱い方が腑に落ちるはず。フェルミ推定が「市場規模を推定するための道具」ではなく、「視界をクリアにするための思考法」だと腹落ちしてくる感じがあります。 こんな人に刺さる本です。数字が苦手というより、考えるプロセスそのものにモヤモヤを抱えている人。僕と同じ悩みがあるなら、きっと何か拾えると思います。
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