ヨムナビ
自由論 (岩波文庫)

自由論 (岩波文庫)

J.S.ミル、関口 正司

累計読者数4
平均ハイライト数 29.3件/人
推定読了時間 約5時間46分
star総合評価 63/100
bookmarkリファレンス型
check_circle推定完走率 23%

この本について

人の意見がうるさく感じるとき、自分が間違っているのか、それとも周りが過剰に踏み込んでいるのか、判断に迷うことがあります。仕事でも生活でも、他人の視線を気にしすぎて、どこまでが自分の選択で、どこからが社会の圧なのか分からなくなるあの感じです。僕自身もよくそこで足が止まっていました。 『自由論』は、そのモヤモヤに「線を引くための考え方」を与えてくれる本でした。ミルが言っているのは、立派な理想論ではなく、具体的に「どこまでが個人の自由で、どこから社会が口を出していいのか」という話です。たとえば、意見そのものは自由に表明していいが、興奮した群衆の前で扇動的に叫べば処罰されて当然、といった線引きの仕方。あるいは、自分の好みを“正しい理由”だと思い込んで他人に押しつけてしまう心理が、いかに社会を窮屈にするかという指摘。こういう現実的な視点が、日々の判断にじわっと効いてきます。 読みながら、「自分が不快に思うこと」と「他人の権利を侵害すること」は同じではない、という当たり前だけど混同しやすいポイントが腑に落ちました。誰かの意見にイラッとしても、それは自分の感情の問題であって、相手の口をふさぐ理由にはならない。逆に、自分の選択を守るためには、他人の意見に耳を塞ぐことではなく、反対意見が存在できる環境そのものを肯定する必要がある。そんな視点の転換が起きました。 「他人の価値観に飲まれやすい人」「自分の判断基準を持ちたいのに揺らぎやすい人」には特に響く一冊だと思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

イギリスの思想家ジョン・スチュアート・ミル(1806‐73)の代表的著作。言論の自由をはじめ、社会生活における個人の自由について論じ、個人の自由の不可侵性を明らかにする。政府干渉の増大に対する警告など今日なお示唆を与えられるところ多く、本書をおいて自由主義を語ることはできないといわれる不朽の古典。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要