
教養としての「ラテン語の授業」――古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流
ハン・ドンイル、岡崎 暢子、本村 凌二
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この本について
仕事でも学びでも、「知識は増えてるはずなのに、思考の土台がぜんぜん整わないな…」と感じることがよくあります。勉強しても断片が積み上がるだけで、世界の見え方が変わらないというか。そんなときにこの本を読んで、少しだけ呼吸が楽になりました。 著者たちは、学問を“枠組みを作る作業”として語ります。頭の中に本棚をつくるように、情報を置き直す視点。その話が、ラテン語という一見とっつきにくいテーマを通して語られるのが面白いんです。たとえば、habitusの語源に触れながら「習慣」がどのように思考をつくるかを説明したり、ダ・ヴィンチが30代からラテン語を学び直した理由に触れたりするくだりは、学ぶことの距離感を変えてくれます。「勉強とは知識を集める行為ではなく、考えるための器を育てることなんだな」と素直に思えました。 全体を通して派手なメッセージはありませんが、自分の勉強の姿勢を静かに問い直してくれる一冊です。知識よりも“知性”に近づきたいけれど、どう歩けばいいのかわからない人に刺さると思います。
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