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ロード・エルメロイII世の冒険 4 錬金術師の遺産(上) (TYPE-MOON BOOKS)

ロード・エルメロイII世の冒険 4 錬金術師の遺産(上) (TYPE-MOON BOOKS)

三田 誠、坂本 みねぢ、TYPE-MOON

TYPE-MOON

累計読者数4
平均ハイライト数 27.5件/人
推定読了時間 約4時間11分
star総合評価 67/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 43%

この本について

最近、やるべきことに追われながらも「自分は何者なんだろう」とふと立ち止まってしまうことが多くて、そんなときに手に取ったのがこの一冊でした。自分の黒さを知っても世界は変わらない、そんな達観めいた言葉に出会うと、肩の力が少し抜けるんですよね。誰かに評価される前に、まず自分の中で折り合いをつけるのがこんなにも難しいのかと改めて感じました。 本作の面白いところは、華やかな魔術の裏で、人が「どう存在していくか」を淡々と問い直してくるところです。説明されるほど実物から遠ざかる感覚や、まだ正解に届いていないのに風だけは先に吹き抜けていくような手応えのなさ。それでも足を投げ出しながら、誰も知らない宝物を抱えて進むしかない登場人物たちが、やたら現実と地続きに思えてきます。特別に囲まれても微動だにしない姿は、強さというより「強がりの持ち方」を教えてくれるようでした。 物語としての謎解きや世界観はもちろん楽しいのですが、個人的には「後悔ばかりの人生でも、誰も見ていないところだけは胸を張りたい」という一文がずっと残っています。完璧じゃないまま前に進むことを、少しだけ肯定してもらえた気がしました。自分の不完全さとうまく付き合いたい人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「ファラオの密室殺人事件、というわけか」 日本での事件の後、エジプトへと誘われたII世たち。 彼らを待っていたのは、遥か昔に失われたはずの、もうひとつのアレクサンドリア大図書館。そして、その大図書館を探索せんとする、時計塔とアトラス院の合同発掘調査団であった。 大図書館で起きた奇妙な事件を解き明かすべく、エルメロイII世とグレイは探索に加わることを決意するのだが――。一方、エルゴたちの前にもアトラス院の年若い錬金術師シオンが現れていた。 海と砂漠、神代と現代とが交錯する『ロード・エルメロイII世の冒険』第四巻!
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