
世界のビジネスエリートを魅了する 教養としての着物
上杉惠理子
自由国民社 / 2022-09-09
累計読者数3
平均ハイライト数 53.3件/人
star総合評価 66/100
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この本について
着物って興味はあるけど、「結局むずかしいんだよな…」「ルールが多くて自分には無理かも」と思って距離を置きがちじゃないでしょうか。僕もずっとそうでした。華やかな世界に見えて、実際のところ何から触れていいのか分からない。フォーマルと日常の差もよくわからないし、季節ごとの違いなんてもっと曖昧で。その曖昧さがずっと自分の中のモヤモヤでした。 この本は、そのモヤモヤを“知ることでほどける感覚”に変えてくれました。例えば、真夏でも快適に着られるように絽や麻が作られてきた理由を知ると、「着物は暑い」という思い込みが静かに崩れます。額裏や家紋みたいな、外から見えない部分に文化が宿っている話もおもしろくて、着物は派手さを競うものじゃなく、むしろ内側にこそ美意識があるんだと腑に落ちました。さらに、長襦袢じゃなくてシャツでもいい、帯締めはベルトでもいい、といった“暮らしの中で無理なく着る”視点が入ることで、着物が急に手の届く存在になります。 読んでみて思ったのは、着物は特別な場に行くための衣装というより、「どう暮らすか」を選べる装いなんだということ。仕事帰りに寄席へ行く時の浴衣でも、フォーマルな白の足袋でも、その背景にある意味を知ると選択が一気に楽になります。 文化としての重さと、日常に引き寄せる軽さ。その両方を知りたい人に静かに刺さる一冊です。
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出版社による紹介
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