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君のクイズ

君のクイズ

小川 哲

朝日新聞出版 / 2025-04-25

累計読者数43
平均ハイライト数 11.2件/人
推定読了時間 約2時間29分
star総合評価 62/100
trending_up後半加速型
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この本について

仕事でも日常でも、答えの出ない選択に向き合う場面ってありますよね。どっちを選んでも不安が残るし、後になって「あっちだったかも」と考えてしまう。僕もいつもそんな感じで、正解のない問題を前に立ち止まっています。 『君のクイズ』を読んで感じたのは、クイズという切り口を通して「人がどうやって答えを選ぶのか」を丁寧に描いているところでした。早押しの一瞬に見える迷いのなさも、実は積み重ねた知識や経験が裏側にあること。ガガーリンの言葉の細かな解釈違いや、地味な誤読の話からも、「知っているつもり」の世界がいかに揺らぎやすいかがわかります。そして、僕たちの日常に潜む無数の選択が、クイズと違って“正解が用意されていない”という現実にもふっと救われました。押した瞬間に間違いかどうかわからない状況で生きている、という視点は、自分を責めがちな人ほど効くと思います。 さらに、作品の根っこにある「人生のどこかが知識としてつながっていく」という感覚もよかったです。意外な経験が、あとから思いがけない答えにつながる。これは仕事の判断にも人間関係にもそのまま置き換えられます。自分の歩いてきた道を、少しだけ信じられるようになる物語です。 選ばなかったほうの答えが気になり続ける人にこそ、静かに刺さる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

クイズ番組の決勝で、僕の対戦相手は1文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たす。彼はなぜ正答できたのか? 推理作家協会賞受賞&本屋大賞6位、圧巻のエンターテインメント。文庫化に際し短編小説「僕のクイズ」を収録! 解説は田村正資氏。

目次

七十人の翻訳者たち 密林の殯 スメラミシング 神についての方程式 啓蒙の光が、すべての幻を祓う日まで ちょっとした奇跡
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