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ひどい民話を語る会 (角川書店単行本)

ひどい民話を語る会 (角川書店単行本)

京極 夏彦、多田 克己、村上 健司、黒 史郎

KADOKAWA / 2025-10-24

累計読者数3
平均ハイライト数 5.3件/人
star総合評価 43/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 37%

この本について

仕事でも日常でも、人に何かを伝えようとすると「面白さのツボがつかめないなあ」と感じることが多いんですよね。自分では大事だと思っている部分が、相手には妙にスルッと流れてしまうというか。そんなとき、この本を読むと少し肩の力が抜けました。民話の“ひどい”部分を徹底的に掘り起こしながら、面白さって実は理屈よりも構造と再現力なんだよね、という視点をくれるんです。 例えば、桃太郎が便所の屋根から始まる別バージョンが淡々と語られていたり、放屁名人同士の勝負が真顔で記録されていたり、民話の裏側にある「ただウケを取りたいだけの話」がそのまま残っている。こういうどうでもよさに触れていると、話をうまくしようと気負っていた自分が少し笑えてきます。語りの核って、かっこよさや上品さより、どこを面白がってもらいたいかを自分で把握しているかどうかなんだな、と。 そしてもうひとつ、この本が効くのは「表に残った物語がすべてじゃない」という当たり前を思い出させてくれるところです。子ども向けに綺麗に整えられた昔話だけを知っていると、世の中も“そうあるべき”で語られている気がしてくるけれど、実際は整理しきれない混沌のほうがずっと多い。その雑さや逸脱が、人の語りを豊かにしていくんだと感じました。 きれいごとより“面白さの仕組み”を知りたい人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

荒唐無稽な口承文芸「ひどい民話」は、語りのエンターテインメントだ!
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