
「面白い」のつくりかた(新潮新書)
佐々木健一
新潮社 / 2019-09
累計読者数3
平均ハイライト数 24件/人
推定読了時間 約4時間28分
star総合評価 64/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 43%
この本について
仕事でも発表でも、何かを「伝える側」に立つと、どうしてもうまく構成できなかったり、相手の反応が読めなくて空振りしたりしますよね。自分も「頑張って説明しているのに刺さらない理由」がずっと分からないままでした。 『「面白い」のつくりかた』を読んで腑に落ちたのは、面白さって才能ではなく、状況設定や情報の扱い方の積み重ねなんだということでした。たとえば、付箋を使って思考を可視化するプロセスは、単なる整理じゃなくて構成そのものを作る作業なんだと気づかされますし、「分かりそうで分からない」状態をつくることで相手の注意が自然と向く、という視点はすぐ仕事に使えます。さらに、聞き手の態度によって話し手の内容まで変わるという合わせ鏡の話は、人と対話する場面が多いほど実感として重なるはずです。 この本が良いのは、演出や構成といった言葉を、テレビの現場から離れても日常に持ち帰れる形で語ってくれるところです。ただ煽らず、「まずは自分が何を伝えたいのか」という基点に戻してくれる。そういう意味で、企画を考える時に手が止まりやすい人や、会議でうまく話がまとまらないことが多い人には特に刺さると思います。 「面白さって結局なんなんだろう」と一度でも迷ったことがあるなら、かなり現実的なヒントが拾える一冊でした。
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