
不倫―実証分析が示す全貌 (中公新書)
五十嵐彰 and 迫田さやか
累計読者数8
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star総合評価 62/100
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この本について
「不倫って、結局“その人の性格”の問題なのか、それとも環境なのか」。そんなモヤモヤを抱えたまま、人の噂話に振り回されてしまうことがあると思います。自分がどう向き合うべきか判断したいだけなのに、感情だけが先走ってしまうというか、正直しんどいテーマです。 この本を読んで少し救われたのは、そこで語られているのが“個人の善悪”ではなく、“行動を生み出す構造”だったことです。例えば、結婚前の浮気経験がその後の不倫につながりやすいとか、男女で満たされないポイントが違うとか、本人の意思とは別にリスクを高める要因が淡々と示されていきます。配偶者の不倫を「その人の内面のせい」と思いやすい心理まで説明されていて、感情で判断しがちな場面ほど冷静さを取り戻せる感覚がありました。 もちろん、不倫を許すかどうかは誰にも決められません。ただ、何が起きているのかを一歩引いて見られるようになるだけで、自分を責めすぎたり、相手を単純化して憎んだりする負荷は確実に減ります。「なんとなく解消される不倫が多い」という事実も、状況を立体的に捉えるヒントになりました。 パートナーシップや家族にまつわる“説明のつかなさ”に疲れてしまった人に静かに届く本です。
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出版社による紹介
不倫をめぐる話題は尽きないが、客観的な情報は乏しい。気鋭の研究者ふたりが総合調査を敢行し、海外の研究もふまえて実証的に迫る。
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