
不倫と正義(新潮新書)
中野信子、三浦瑠麗
新潮社 / 2022-04-18
累計読者数10
平均ハイライト数 6.3件/人
推定読了時間 約2時間37分
star総合評価 42/100
start序盤集中型
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この本について
人間関係で「こうするべき」が通用しない場面ってけっこうありますよね。パートナーとの価値観のズレとか、誰かの不倫報道に複雑な気持ちになるとか、自分でも説明できない嫉妬や不安に振り回されるとか。頭では割り切れないのに、感情は勝手に動くあの感じです。 『不倫と正義』を読んでいて刺さったのは、そうした揺らぎを“弱さ”として片づけず、生物としての仕組みや社会との折り合いのつけ方として丁寧に扱っているところでした。例えば、意見の不一致を「関係の破綻」ではなく、むしろ知性の働きとして捉える視点がある。嫉妬やねたみの奥に、公正さを求める気持ちが潜んでいるという説明も、自分の感情への距離の取り方を変えてくれます。そして、そもそも人は24時間365日倫理的でいられる構造になっていないという話は、妙に肩の力が抜けるんですよね。 不倫そのものを肯定も否定もしないかわりに、私たちがどんな前提で生きているのかを静かに開示してくれる一冊でした。曖昧さに耐えられず白黒つけたくなるとき、自分の反応の源を知りたい人にはとても相性がいいと思います。
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出版社による紹介
世に不倫は数多い。2020年のある調査によれば、恋人や結婚相手以外の人とセックスをしている性交経験者の割合は男性が4割強、女性が3割強。とりわけ「働く既婚女性」の不倫が増加中だ。ではなぜ有名人の不倫ばかりがバッシングされるのか。「愛のある」不倫も許されないのか。そもそも結婚制度とは、人間の本能とは――。脳科学者と国際政治学者、異分野の知性が語り尽くす男と女、メディア、国家、結婚の真実。
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