
ファンダメンタルズ×テクニカル マーケティング: Webマーケティングの成果を最大化する83の方法
木下 勝寿
実業之日本社 / 202205
この本について
最近、広告の数字は追っているのに「どこが悪いのか」が結局わからないまま作業だけ増えていく…みたいな日が続いていました。クリック率が悪いのか、LPが悪いのか、そもそも訴求がズレているのか。数字を見るほど視界が濁っていく感じです。 この本を読んで救われたのは、「順番を間違えると、課題そのものが見えなくなる」という当たり前なのに忘れがちな視点でした。先にクリエイティブを見て仮説を立てる、そして数字はその答え合わせに使う。こうすると、改善の一手が急に具体的になっていきます。さらに、広告→BLP→HLPの流れで感情が途切れるポイントを細かく指摘してくれるので、自分の導線のどこで温度が冷めているのかを把握しやすい。エモーションリレーという考え方があるだけで、広告とLPが“別の世界”にならずにすみます。 もうひとつ印象に残ったのは、媒体ごとに「獲得単価だけ見てると危ない」ことを数字で示してくれるところです。安く取れているように見えて、実はLTVが落ちてトータル赤字だった…これ、心当たりがある人は多いと思います。媒体の優先順位を決める基準がクリアになるだけで、予算配分の迷いが減ります。 自分と同じように「とにかく手数だけ増えて、全体像が見えなくなっている人」にとっては、かなり現実的な軸を取り戻させてくれる一冊だと思います。
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