
エデュケーション 大学は私の人生を変えた (ハヤカワ文庫NF)
タラ ウェストーバー、村井 理子
早川書房 / 2023-02-07
累計読者数3
平均ハイライト数 20.3件/人
推定読了時間 約6時間41分
star総合評価 66/100
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この本について
ときどき、自分の感じている違和感を「たいしたことない」で押しつぶして、あとになってしんどくなることがあります。周りがどう見ているか気になって、本当は助けてほしいのに、一人で抱え込んでしまう。頭では分かっていても、なかなか変われないんですよね。 『エデュケーション』を読むと、その「変われない理由」の奥にあるものが少し見えてきます。抜粋にもあるように、タラは病院ひとつ行くにも、家族の価値観に縛られて身動きが取れません。暴力や抑圧の描写は重いですが、その背景にある “学んだことしか選べない” という感覚は、私たちの日常にも静かに重なります。そして、他者の言葉を受け取るのが怖くて、自分を守る噓にしがみついてしまう姿には、どこか覚えがある人も多いはずです。 この本が効くのは、劇的な成長の物語としてではなく、「視点が変わると、同じ世界でもまったく違う選択肢が見える」ことを丁寧に示してくれるところです。学ぶことが環境からの脱出ではなく、自分の認識を更新する行為だとわかると、一歩踏み出すハードルが少し下がります。家族や過去との距離感に悩んでいる人には、とくに刺さると思います。 何かを変えたいのに、いざ動こうとすると足がすくんでしまう。そんなとき、自分だけが弱いわけじゃないと教えてくれる一冊でした。
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多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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出版社による紹介
狂信的モルモン教徒の両親により学校に通うのを禁じられた少女タラ。ケンブリッジ大学で博士号を得るまでの壮絶な半生を自ら綴る
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