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「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス)

「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス)

林(高木)朗子 and 加藤忠史

講談社 / 2023-02-16

累計読者数15
平均ハイライト数 17件/人
推定読了時間 約4時間59分
star総合評価 51/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 17%

この本について

人の「心の不調」について考えるとき、原因が一つに決まらないことにモヤモヤすることがあります。気分なのか性格なのか、あるいは脳の問題なのか。自分や身近な人に理解できない症状があると、どう整理すればいいのか分からなくなるんですよね。 この本は、その混乱を少しだけほどいてくれました。精神疾患が「単一の原因で起きるわけではない」という前提から話が進むので、自分の理解が間違っていたというより、そもそも仕組みが複雑だという事実を受け止めやすい。たとえば、同じ症状でも背後にあるメカニズムが違う可能性があること、脳の認知はトップダウンとボトムアップの両方向で成り立っていて、そのバランスが崩れると幻覚や痛みの錯覚につながることなど、具体的なイメージと一緒に語られていきます。 個人的に助けられたのは、「脳がどう動いているか分からないからこそ、症状が複雑に見える」という視点でした。スパインの変化や回路の再編、記憶が残る仕組みなど、専門的な内容も多いのに、読むと「分からないのは自分のせいじゃない」と肩の力が抜ける。理解を深めるというより、見えないものに名前がつく感覚に近いかもしれません。 自分や他人の症状を「気持ちの問題」で片づけられずに立ち止まってしまう人に、静かに効いてくる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

【最新研究から見えてきた精神疾患のしくみと治癒への道筋】 ・うつ病の脳では炎症が起きている? ・遺伝要因と環境要因、どちらの影響が強いのか ・統合失調症の幻覚は、脳の神経回路の配線障害が原因? ・ロボットが、自閉スペクトラム症の患者を支援する ・ゲノムの中を飛び回る遺伝因子が統合失調症を引き起こす? ・認知症薬でPTSDのトラウマ記憶を消せるかもしれない ・精神疾患の根治薬の開発を実現するには ……など うつ病、自閉スペクトラム症・ADHDなどの発達障害、PTSD、統合失調症、双極性障害…… 多くの現代人を苦しめる「心の病」は、脳のちょっとした変化から生まれます。 誰にでも起こりうるこの病は、何が原因で、 どのようなメカニズムで生じるのでしょうか? さまざまな角度から精神疾患の解明に挑む研究者たちが、研究の最前線をわかりやすく解説。 そのしくみから、「治る病」にするための道筋まで。
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