
善く死ぬための身体論 (集英社新書)
内田樹、成瀬雅春
集英社 / 2019-04-22
累計読者数3
平均ハイライト数 47件/人
推定読了時間 約4時間59分
star総合評価 68/100
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この本について
最近、気持ちが落ち着かない日が続くとか、なんとなく身体の調子が整わないまま仕事だけは進めなきゃいけないとか、そういう時期ってありますよね。精神的な問題に見えて、実は身体のほうが追いついていないだけかもしれない…と、この本を読んでいて思いました。 特に刺さったのは、意識と身体の関係を「イメージではなく体感で確かめる」という姿勢です。電車のドアが閉まった瞬間に目を閉じて呼吸だけに集中する、数分で終わる小さな瞑想。こんな些細な行為でも、意識が一点に集まると身体全体が変わるという感覚は、忙しい日常でも取り入れやすいです。また、恐怖や怒りのような感情が「心」ではなく「身体の現象」として扱われているのも面白くて、指を引っ掛けたり息を吐いたりといった動作で感情が整うという話は、自分をコントロールしようとして空回りしてきた人ほど腑に落ちると思います。 さらに、身体を観察し続けることが「自分という自然」の探究になるという視点も、焦りがちな日々のリセットに役立ちました。何かを成し遂げようとするより、まず自分の身体がどう反応しているのかに目を向けるだけで、行動の選択肢が少し広がる感じがします。 自分の調子がどこで狂っているのか分からないまま頑張ってしまうタイプの人に、静かに効く一冊だと思います。
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出版社による紹介
緊張と不安の時代に、「善く死ぬ」とはどういうことか?武道、呼吸、瞑想から、ヒマラヤでの想像を絶する修行までさまざまなエピソードを通じて、武道家にして思想家の内田樹と、ヨーガの大家、成瀬雅春が死について縦横無尽に語り合う。そもそも死は病ではなく、いずれ誰にも訪れるもの。むやみに恐れるのではなく、生の充実を促すことが善き死を迎える準備となりうるというヒントを、ふたりの身体のプロがやさしく教える。
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