
自分疲れ: ココロとカラダのあいだ シリーズ「あいだで考える」
頭木 弘樹
累計読者数3
平均ハイライト数 6.7件/人
star総合評価 51/100
trending_up後半加速型
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この本について
最近、心のことを考えているつもりなのに、実は体の調子に引きずられていただけだった…みたいなことがよくあります。逆に、体は元気なのに頭の中だけ騒がしくて、自分でも自分の状態がよくわからなくなる。こういう「どっちなんだ問題」に振り回されると、正解探しに疲れてしまうんですよね。 この本を読んで印象的だったのは、心と体をどちらかに決めつけず、そのあいだで揺れている状態をそのまま扱ってくれるところです。感情よりも先に体の変化が起きていることや、気分が変わるのは性格の問題ではなく、状況や環境に体が反応しているだけかもしれないこと。そういう当たり前のようで見落としがちな視点を、文学のエピソードと一緒にゆっくり手渡してくれます。 読みながら、「ああ、これは私だけの話じゃないんだ」と少し肩の力が抜けました。個人的すぎて言葉にしづらかった感覚が、文学を通すと急に輪郭を持つ瞬間がある。著者は、それを無理に説明しません。読者が自分のペースで気づけるように並べてくれているだけなんですよね。 自分の調子の理由がわからずに戸惑う人、心の問題と体の問題を切り分けようとして余計に迷ってしまう人には、静かに効いてくる本だと思います。
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出版社による紹介
難病の実体験に基づいた文学紹介活動を展開する著者が、多彩なジャンルの作品を取り上げ、心と体の関係性について考察していく。
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