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聞くこと、話すこと。~人が本当のことを口にするとき

聞くこと、話すこと。~人が本当のことを口にするとき

尹雄大

累計読者数6
平均ハイライト数 39.3件/人
star総合評価 74/100
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この本について

最近、人の話をちゃんと聞けているのか、自分の言葉はどれだけ本音に近いのか、ふと不安になることがあります。会議でうまく言語化できないと焦ったり、相手の話を理解したつもりになって「つまり」「要するに」で回収してしまったり。丁寧にしているつもりが、どこか空回りしている感じです。 尹雄大さんの『聞くこと、話すこと。』は、そういう「言葉まわりの息苦しさ」を一段ほどく手助けをしてくれます。印象的なのは、うまく話そうとするほど本音から遠ざかる、という指摘です。「わからない」と言えなくなるのは技術不足ではなく、時代が生み出す圧みたいなものなんだとわかるだけで、少し肩の力が抜けました。また、相手の話を自分の理解に寄せてしまう行為を「回収」と呼び、聞くこととはまったく別物だと示してくれるのも、この本ならではです。読むと、聞く姿勢そのものが静かに修繕されていく感覚があります。 さらに、この本は善悪や正しさの基準をいったん脇に置いて、目の前の現実をそのまま扱うための視点をくれます。不安を前提に動くのではなく、「雨漏りがしているから直す」というシンプルさに戻ること。その態度が、人との関係でも、自分の言葉でも効いてくるのだと思います。 自分の言葉に迷いがある人、あるいは「聞いているはずなのに伝わらない」と感じている人にとって、静かだけど確かな支えになる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「論理的に話そう」を突き詰めた結果、私たちのコミュニケーションはただの情報のやりとりに陥ってしまったのではないだろうか。
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