
生きづらさについて考える【毎日文庫】
内田 樹
累計読者数4
平均ハイライト数 2件/人
star総合評価 35/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 31%
この本について
仕事でも家庭でも、人と関わる場面が続くと、「なんでこんなに噛み合わないんだろう」とか「自分だけ空回りしてる気がする」とか、説明しづらい疲れが積もってきます。情報も意見も溢れているのに、肝心なところが見えない感じというか。僕自身もそのモヤモヤを抱えたまま日々を回していました。 内田樹さんの『生きづらさについて考える』は、そういう“うまく言えない違和感”を少しだけ輪郭のあるものにしてくれる本です。たとえば、議論は中身より「時間をかけたかどうか」が機能に影響するという話は、短時間で結論を迫られる場に疲れている人にはかなり腑に落ちます。家事を「他者の身体を想像する技術」と捉える視点も、日常の負担感の正体が単なる作業量ではなく、気遣いの負荷なんだと気づかせてくれます。そして、自分の生きる場がよくないと私利さえ守れないという指摘は、個人だけで頑張ることの限界を静かに示してくれます。 歴史を繰り返し忘れ、同じ失敗を“新しいこと”のつもりで続けてしまう、そんな社会の癖を知ることで、今感じている生きづらさの一部は自分だけの問題ではないと分かります。肩の力が抜けるというより、状況を俯瞰できるようになる感じです。 自分のモヤモヤの正体を、もう少し丁寧に見たい人に刺さると思います。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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