
ヒトの壁(新潮新書) 「壁」シリーズ
養老孟司
累計読者数9
平均ハイライト数 8.4件/人
推定読了時間 約4時間10分
star総合評価 49/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 32%
この本について
人間関係で気を使いすぎたり、仕事で「正しさ」を追いかけるほど全体が見えなくなっていく感じ、けっこう共通の悩みなんじゃないかと思います。自分の基準で動きたいのに、世間の目や効率のルールに合わせてばかりで、気づけば何に疲れているのかすらよく分からなくなる。僕自身もずっとそのループにいました。 『ヒトの壁』を読むと、そのモヤモヤに少し距離が生まれます。養老さんは「部分を正確に見るほど全体は膨張する」と書いていて、ああ、理解できないと感じていたのは自分が足りないからじゃなくて、世界がそもそもそういう構造だからか、と腑に落ちる瞬間がある。さらに、「世間と自分のしたい仕事の一致はそんなにない」とあっさり言い切る感じに、無理に合わせようとしていた自分がちょっと笑えてきます。理解は外から来るけど、解釈は自分から出ていくものだという話も、他人の評価に揺れすぎていた心を一度フラットに戻してくれる。 全体として、この本は「頑張って適応しようとする前に、自分が何を前提に生きていたのか見直すきっかけ」をくれます。ものごとをコントロールしようとしすぎて苦しくなっている人には、特に静かに刺さると思います。
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出版社による紹介
ヒトという生物であると実感し、あらためて問い直す。84歳の知性が考え抜いた、究極の人間論!「壁」シリーズ、待望の最新刊。
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