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人生の壁(新潮新書) 「壁」シリーズ

人生の壁(新潮新書) 「壁」シリーズ

養老孟司

新潮社 / 2024-11-18

累計読者数3
平均ハイライト数 15.3件/人
推定読了時間 約2時間14分
star総合評価 55/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 41%

この本について

仕事って、本当に価値のあることをしている人ほど報われないんじゃないか。努力しても結果がついてこないのは、自分のやり方が悪いのか。そんなモヤモヤを抱えたまま日々を回していると、気づけば「ちゃんとした自分」を作ろうと無駄に力んでしまったりします。僕も同じで、成果や役割に自分の重みを求めすぎてしんどくなることがよくあります。 養老孟司さんの『人生の壁』は、この「力み」をスッと抜いてくれる本でした。といっても人生が劇的に変わる派手なメッセージではなく、むしろ反対で、視点をずらすだけでこんなに呼吸がしやすくなるのかと思えるような一冊です。たとえば「とらわれない、偏らない、こだわらない」という姿勢は、問題を力技で突破するよりも、いったん距離を置くことで状況が勝手にほどけていく感覚をくれます。また、努力や個性を神棚に上げがちな今の空気に対して、「そもそもそんなに中身を詰めなくてもいい」という視点は、自己否定ではなく肩の力が抜ける方向に働きます。 さらに印象的だったのは、人とのつながりや面倒ごとを避けないほうが、自分の存在に自然な重みが宿るという話です。コミュニティや頼まれごとを引き受けることって、普段はただの負担に見えますが、実はそれが自分を支えてくれているという感覚にはかなり救われました。 「頑張っているのにどこか生きづらい」「自分の軸がよく分からない」という人には特に刺さると思います。理屈よりも、日々の息苦しさを少し軽くしたい人にこそ静かに効く本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

生きていくうえで壁にぶつからない人はいない。それをどう乗り越えるか。どう上手にかわすか。「子どもは大人の予備軍ではない」「嫌なことをやってわかることがある」「人の気持ちは論理だけでは変わらない」「居心地の良い場所を見つけることが大切」「生きる意味を過剰に考えすぎてはいけない」――自身の幼年期から今日までを振り返りつつ、誰にとっても厄介な「人生の壁」を越える知恵を正面から語る。
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