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「他人」の壁 (SB新書)

「他人」の壁 (SB新書)

養老 孟司 and 名越 康文

SBクリエイティブ / 2017-07-05

累計読者数8
平均ハイライト数 9.6件/人
推定読了時間 約2時間13分
star総合評価 52/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 35%

この本について

人とちゃんと通じ合いたいのに、話せば話すほど食い違ったり、「思いやり」のつもりが過干渉になっていたり。相手のためと言いながら、どこか自分の不安を押しつけていたかもしれない……。そんなモヤモヤに心当たりがあるときって、相手の問題に見えて、実は自分の側の“過剰な意識”が暴れていただけだった、ということがよくあります。 『「他人」の壁』は、そのあたりをやさしく、でも容赦なくひっくり返してくれる本でした。とくに刺さるのは、「わかろうとしすぎるほど、わからなくなる」という指摘。頑張って相手の言葉を正確に理解しようとすると、むしろ現実から離れていく感じ、すごく分かるんですよね。それより「通じるのは奇跡で、せいぜい数割」という前提でいたほうが、人間関係がずっと楽になる。あと、思いやりだと思っていた不安の多くが、自分の承認欲求の変形だったと気づく瞬間も、ちょっと痛いけれど救われるところでもあります。 もうひとつ大事なのは、「わからないまま置いておく」という態度。これは投げやりではなくて、相手の世界を尊重する姿勢なんですよね。論争しても永遠に噛み合わないことに、無理に答え合わせをしなくていい。違和感は、怖がらずそっと手に乗せておけばいい。その余白が、結果的に自分の行動を変えていくんだと思います。 人の気持ちを過剰に読みすぎて疲れやすい人、つい「正しさ」で相手を包もうとしてしまう人には、とても静かに効いてきます。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

見えない「壁」がわかると世の中見えてくる ●「話せばわかる」は、やはり大ウソ! 「自分」と「自分以外の存在」を正しく認識できれば 世間や物事の見方は180度変わりだす! なぜ、相手は自分をなかなか理解してくれないと思ってしまうのか? なぜ、いつもあの人には話が通じないと思ってしまうのか? なぜ、悩みや不安はいつまでたっても消えないのか? なぜ、都合の悪いことは無意識でシャットアウトしてしまうのか? なぜ、「本当の自分」があると思い込んでしまうのか…… 「自分」にとらわれることで他人や環境を正しく理解できず、 かえって自分の認識をも妨げ、 物事の本質の理解から遠のいているのが根底にあるのである。 いわば理解の「壁」が存在し邪魔しているのである。 かつて『バカの壁』(400万部)で一世を風靡した脳科学者の養老孟司氏と、 心理学の専門家でありタレントとしても注目されている名越康文氏が、 人生、脳、仕事、世間、老若男女、死、宗教、AI、脱グローバリズムなどのテーマから 「自分」を超え、相手や周囲に「気づく」ことで物事の本質を極め 読者の方が思考の新たな次元が見えてくるようになるユニークな対談本。
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