
日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録
東原 敏昭
東洋経済新報社 / 2023-03-24
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推定読了時間 約3時間4分
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この本について
仕事で組織の壁にぶつかったり、現場の感覚と経営の視点が噛み合わないまま進んでいく感じに、どこかモヤモヤしてしまうことってありますよね。自分が見ている課題が本当に全体に効くのか、あるいはただの思い込みなのか。その境界がわからなくなる瞬間、僕もよくあります。 『日立の壁』は、そういう迷いの中にいるときに読み返すと腹落ちする場面が多い本でした。特に刺さったのは、現場を知っているからこそ判断できる「細かく見る力」をどう経営に反映させていったかというところ。数字をただ眺めるのではなく、徹底的にブレイクダウンして原因を探る姿勢や、説明よりもまず結果を出して不安を取り除く進め方は、自分の仕事にも置き換えやすい実践そのものです。さらに、日立のような巨大組織でも、技術やノウハウが共有されずに重複投資が起きていたという話は、どんな規模の職場でも他人事ではないと感じました。 もうひとつ印象に残ったのは、「お客さまの話を一度まっさらな頭で聞く」という部分です。共感力を鍛えることが結局は企画や提案の精度につながるという地に足のついた指摘で、自分も気を抜くとプロセスを急いでしまうので、何度か刺さりました。 組織の歪みや現場とのズレに引っかかりを覚えている人、あるいはマネジメントを“きれいごとではなく現実の営み”として理解したい人には特に合うと思います。
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出版社による紹介
歴史的な巨額赤字を計上してから10年余−−。経営危機から再生へ、日立が取り組み続けた改革の軌跡を当事者が語る。
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