
ITコンサルティングという嘘: 現役ITコンサルタントが語る理想と現実
菅原 文造
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この本について
ITコンサルを目指している人でも、今まさに現場にいる人でも、「この働き方って本来どういう仕組みなんだっけ…」みたいなモヤモヤを抱える瞬間ってあると思います。契約形態と実態が噛み合っていなかったり、便利屋のように扱われたり、職位が上がるほど逆に動きにくくなる感じがあったり。自分もそういう“言語化しづらい違和感”をずっと抱えていました。 この本が面白いのは、その違和感を現場レベルの目線でひとつずつ解きほぐしてくれるところです。例えば、準委任なのに実態は常駐前提になってしまう理由や、アナリストが何を求められていて、どこから「コンサル」としての役割が始まるのかがかなり正直に書かれています。また、SEとの目的の違いがきれいごとではなく、実際にどんな仕事の仕方を求められるのかまで落として説明されているのも、現場にいる身としては腹落ちしやすかった部分です。さらに、職位が上がるほど新しい領域へ飛び込みにくくなるリアルや、案件に“就職”する感覚が生まれる理由も、意外と誰もはっきり言ってくれないところなのでありがたい視点でした。 結局のところ、この仕事に向いているかどうかより、「自分はこの構造のなかでどう動きたいのか」を考えるきっかけをくれる本です。特に、ITコンサルの実態を知ったうえでキャリアを選びたい人に刺さると思います。
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