
ビジネスエリートが知っておきたい 教養としてのヨーロッパ史
伊藤 敏
PHP研究所 / 2023-04-26
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推定読了時間 約3時間16分
star総合評価 67/100
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この本について
歴史を勉強し直したいと思いつつ、「どこから手をつければいいのか」「国ごとの話が点でしか覚えられない」というモヤモヤを抱えたまま時間だけが過ぎていくこと、よくあります。ヨーロッパ史も同じで、フランクだのローマだのノルマンだの…名前だけ聞いてもつながらないんですよね。 この本がよかったのは、そのバラバラに見える出来事が「ヨーロッパという文化圏がどう生まれたのか」という一本の流れにまとめられていくところです。たとえば、カール大帝を「ヨーロッパの父」と呼ぶ理由がEUの原加盟国にまでつながるとか、ローマ文化圏とゲルマン文化圏の境界がそのまま現代の言語分布に影響しているとか、普段のニュースでよく見る国同士の関係が急に立体的に見えてきます。また、東西教会の分裂やノルマン人の拡散など、単語としては知っていた出来事が、同じ地図の上で動く実在の人々として理解できるようになる感覚がありました。 仕事で海外の動きを追う人や、国際情勢のニュースを「なんとなく」ではなく地続きで理解したい人には特に刺さると思います。大げさに世界観が変わるというより、点だった知識が線になり、日々の情報の解像度が穏やかに上がっていく本でした。
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出版社による紹介
本書は、中世ヨーロッパを軸に、今日のヨーロッパがどのように形成されたのかを概説するものである。まず、中世という時代を俯瞰し、さらにヨーロッパ各国の形成の過程に焦点を当てるものである。本書を一貫する主題は、「分断と統合」である。ヨーロッパは中世の形成期より、分断と統合を繰り返してきた。ヨーロッパ文化圏そのものだけでなく、中世ヨーロッパ各国もまた、分断と統合を交互に経験したのである。したがって、マクロの視点(ヨーロッパ)とミクロの視点(各国・地域)の「分断と統合」の過程を比較することで、今日のヨーロッパがどのように醸成されてきたかを概観することが、本書の最大の目的とするものである。ヨーロッパ文化圏はどのように誕生し、今日のヨーロッパ諸国はどのような命運を辿ることになったのか。その分岐点となった決定的な事象が、中世には存在するのである。 【PHP研究所】
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