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政治はケンカだ! 明石市長の12年

政治はケンカだ! 明石市長の12年

泉房穂、鮫島浩

講談社 / 2023-05-01

累計読者数3
平均ハイライト数 7.7件/人
推定読了時間 約3時間2分
star総合評価 54/100
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この本について

政治や行政の話って、普段の生活からは遠いようで、実は身近なモヤモヤとつながっている気がします。例えば「なんで責任の所在が曖昧なまま物事が進むんだろう」とか、「市民の声ってどこに届いてるんだろう」とか。自分もよくそこで立ち止まってしまうタイプです。 この本が面白いのは、制度の仕組みを歴史から解きほぐしてくれるところです。教育委員会の二重構造や、官僚の意識が戦前の名残を引きずっている話、都道府県が“中間管理職”として存在している理由など、普段なんとなく感じていた違和感に「そういう背景だったのか」と輪郭がつく。もやっとしていた場所に、光が当たる感覚があります。そして、政局を“多数派を得る闘い”として正面から語りつつ、それが政策実現と直結している現実にも触れていて、政治が机上の抽象論ではなく、人の生活にどう影響するかが腑に落ちます。 個人的にいちばん響いたのは、「政治は市民のもの」という一点を諦めずに語り続ける姿勢でした。誰かが変えてくれるのを待つのではなく、まず仕組みを知るところから始まるんだなと。制度や歴史を丁寧に読み解きながら、市民と政治の距離を少しだけ近づけてくれる一冊です。 政治の仕組みについて、自分の中の引っかかりを放置したままにしたくない人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

閉塞しきった日本の政治を、たった一人で変えた市長の「闘いの記録」 議会、政党、宗教団体、市役所職員、マスコミ――周囲は敵だらけの四面楚歌 権力闘争に勝ち抜く「秘策」がここにある 「冷たい社会を優しい社会に変える」10歳でそう決意して48歳で念願の明石市長になった泉房穂は、利権渦巻く政治闘争に巻き込まれる。地元財界・宗教団体と癒着する市議会、職員を抱き込み改革に抵抗する副市長、県と日教組が手を組んで牛耳る歪んだ教育制度、反対勢力のリークを垂れ流すマスコミ……。何度も挫けそうになりながら「日本一の子育て政策」を実現した改革市長を支えたのは、市民の圧倒的支持と、幼少期から身につけていた「ケンカの技法」だった。 (主な内容) ・世の中何かが間違っている ・故郷の明石を誰よりも愛し、誰よりも憎んだ ・わずか69票差で勝った市長選挙 ・一人も味方のいない檻の中 ・口利きをしてカネをもらう市議会議員 ・暴言辞職、そして出直し選挙 ・議会・職員・マスコミからの総攻撃 ・発言をずっと隠し撮りされていた ・初めて明かす「政治家引退」の真相 ・橋下徹くんに言われて反省したこと ・市長に予算と人事の権限がないだと? ・市役所のドン・副市長という存在 ・霞が関キャリア官僚なんて優秀じゃない ・財務省と厚労省の醜い争い ・都道府県は不要どころか害悪 ・県と日教組が手を組む歪んだ教育制度 ・自民党の選挙はゼネコンと宗教団体頼み ・時代に取り残された新聞に未来はない ・官僚に引け目を感じる東大卒の朝日新聞記者 ・子育てに注目が集まるのを嫌がる男たち ・市民は「テレビのウソ」に気づいている ・日本の「次のリーダー」の有資格者は誰だ (聞き手の政治ジャーナリスト・鮫島氏コメント) 本書の対談で最も印象に残ったのは「私は故郷・明石のことを心から憎み、心から愛してるんです。まだ消えない理不尽に対して、誰よりも強い憎しみを抱いている」という泉さんの言葉だった。故郷に対する愛と憎しみの果てに、冷たい社会を優しい社会へ変える激しい政治闘争を繰り広げてきたのだ。 ――「あとがき」より
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