
これからの供養のかたち (祥伝社新書)
井出悦郎
祥伝社 / 202306
累計読者数3
平均ハイライト数 15.7件/人
star総合評価 56/100
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この本について
ふだんは考えないようにしているけれど、ふと「うちの供養ってこれでいいのかな」とか「お金の問題と気持ちの問題がごちゃついてよく分からない」と感じることがあります。誰かが亡くなった時だけ急に判断を迫られたり、家族の意見がまとまらず、自分の中でも軸が揺れる。僕も同じで、そこにモヤモヤを抱えたまま過ごしてきました。 この本は、供養を“形式”や“消費”ではなく、人の気持ちやつながりの営みとして捉え直す視点をくれます。お金があるかどうかではなく、「気持ちがある人こそ大切にしたい」と語る住職の言葉は、張りつめていた肩の力を少し抜いてくれました。また、ルーツを知ることの大事さや、法事が自分の存在を確かめる機会になるという話は、供養を「やるべきこと」から「自分が整うプロセス」へと変換してくれます。さらに、葬儀やお墓選びの実務的な部分もかなり現実的で、迷った時の相談相手をどう確保するかまで丁寧に語られています。 大げさに言えば、供養を通じて「幸せを感じる心」を育てるとはどういうことかを、仏教的でも説教的でもなく、生活者の言葉で説明してくれる一冊です。家族のこと、自分の最期、そしてその後のつながりをどう残したいかを、落ち着いて考えてみたい人に刺さると思います。
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