
誰が「お寺」を殺すのか (宝島社新書)
小川寛大
宝島社 / 2025-10-10
累計読者数3
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推定読了時間 約1時間58分
star総合評価 48/100
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この本について
最近、ニュースで「お寺がなくなるかもしれない」という話題を見るたびに、なんとなく胸がざわつくことがあります。自分の生活に直結していないようでいて、いざ家族の葬儀や供養の場面を想像すると、地域の寺が持っている役割の大きさに気づくんですよね。でも、その寺がどうやって成り立っているのかを、ちゃんと知る機会ってほとんどありません。 『誰が「お寺」を殺すのか』は、その曖昧な不安に輪郭を与えてくれる本でした。葬儀費用が下がり続けることで寺の収入源が細り、住職の退職金や年金で運営が持っているような現実が、正直かなり生々しいです。でも、だからこそ「寺ってこういう構造で支えられてきたのか」と視点が一段深くなる。東日本大震災の話のように、ただ収益の話だけで割り切れない僧侶の姿も描かれていて、宗教とお金の関係を単純化せずに考えられるのがありがたかったです。 さらに、妻帯や世襲の歴史、神社が葬儀に参入し始めている動きなど、「宗教界の内側で何が起きているのか」を知ると、ニュースで見かける表面的な議論とは違った見え方になります。自分が何を大事にしたいのか、いざという時にどこに頼るのかを考えるきっかけにもなりました。 地域の寺や宗教の行方にぼんやり不安を感じている人、あるいは「葬儀の常識ってそもそも誰が作ったの?」と感じている人には、かなり刺さると思います。
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出版社による紹介
平均「お布施」額が42万円でも、8割のお坊さんが喰えていない!? ――多死社会を迎え、葬儀の数は右肩上がりで増えていくことが予想されているのだが、お坊さんたちの存在感は低くなる一方である。葬儀業者にお葬式の主導権を奪われ、葬式の簡素化・低価格化で最大の収入源である「お布施」のデフレ化も止まらない。外圧と消費者の低価格志向は今後も止まりそうもない。迷走する仏教式葬儀はどこに向かうのか――。葬儀ビジネスと仏教界の裏側を宗教専門誌編集長がレポート。
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