
脳のスペックを最大化する食事
広川 慶裕
ハーパーコリンズ・ジャパン / 2023-07-20
この本について
最近、集中力が続かなかったり、夕方になると頭がぼんやりして「自分ってこんなにパフォーマンス低かったっけ」と不安になることがありました。睡眠や運動の見直しも試したんですが、どうしても波がある。そんなときに気づいたのが、食事だけはずっと“なんとなく”で済ませてきたことでした。 この本が刺さったのは、ただ「栄養は大事」と言うのではなく、脳がどうやってエネルギーを作っているかを、日々の食事にそのまま落とし込める形で示してくれたところです。旧石器時代の「タンパク質2:脂質6:炭水化物2」という話も、一見ざっくりしていそうで、実際は「今の自分の栄養の偏りをどう補正するか」を考える基準としてちょうどよかったです。特に、肝臓が作ってくれる糖質を差し引くと、実際に食事から必要なのは30グラムだけ、という視点はかなり衝撃でした。糖質制限の賛否ではなく、必要量を一度フラットに見直すきっかけになると思います。 さらに、脳がエネルギー不足になる要因を「血流が悪い」「老廃物の蓄積」など具体的に示してくれるので、単に食材を変えるだけでは足りないことにも気づかされます。レンジで卵3つを90秒、というシンプルすぎるレシピも、こういう理屈の後に出てくると妙に説得力があるんですよね。サプリも“量は実際に試さないとわからない”という現実的な距離感があって、過剰な期待を煽らないところも好感でした。 食事で脳の調子を整えたいけれど、情報が多すぎて迷っている人に刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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