
悪いのは、あなたじゃない
Poche
ダイヤモンド社 / 2023-09-12
この本について
人といると気を使いすぎて疲れるのに、距離を置くと「嫌われたかな」と不安になることってありませんか。仕事でも、締め切りを余裕で終わらせたはずなのに、なぜか休めなくて次のタスクに手を伸ばしてしまう。自分でも理由がよく分からないまま、ずっと緊張を抱えて生きてる感じ。僕も同じで、「なんでこんなに自分を責めるクセが抜けないんだろう」とずっとモヤモヤしていました。 Pocheさんの『悪いのは、あなたじゃない』は、その「理由の見えないしんどさ」に静かに手を伸ばしてくれる本です。たとえば、誰かの笑顔にほっとするタイプの人ほど、気付けば自分の感情を後回しにしてしまいがちなこと。子どもの頃に「ありのままで大丈夫」と思えなかった体験が、大人になっても感情の出しにくさや自己否定につながること。そして、本音を言えない自分を責めるんじゃなくて、「言わないほうが安全だと思い込んできただけ」という視点に変えていけること。このあたりが、個人的にはかなり腑に落ちました。 特に響いたのは、「休んでいい」と自分に許可を出す作業が、思っている以上にむずかしいという指摘です。できない自分を責めるのではなく、まずは「よく頑張ってきたね」と自分に声をかけるところから始める。その小さな態度の変化が、感情の扱い方をゆっくりと変えていくんだと思います。 自分の本音を押し込めて生きてきた気がする人、周りに合わせるのが標準装備になっている人には、とても静かに効いてくる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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