
自分に気づく心理学 幸せになれる人・なれない人 (PHP文庫)
加藤 諦三
PHP研究所 / 198704
累計読者数3
平均ハイライト数 20件/人
star総合評価 48/100
start序盤集中型
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この本について
人に気をつかいすぎて疲れる日ってありますよね。相手が少し不機嫌なだけで「自分のせいかも」と感じたり、やりたいことより“こうすれば嫌われないはず”を優先してしまったり。頭ではおかしいと分かっていても、体が勝手にそっちへ動いてしまう。僕もずっとこの癖に悩んでいました。 この本は、そうした生真面目さや遠慮がちな態度の裏にある“甘えの欲求”をていねいに扱っています。読むと、なぜ他人の期待に過敏になるのか、なぜ感情が自分のものじゃないように感じるのか、その仕組みが具体的な場面と一緒に見えてきます。たとえば「周囲は本当はそこまで期待していないのに、自分だけが昔の家庭の延長で動いている」という指摘はかなり刺さる人が多いはずですし、「甘える資格があると思えないと、相手の好意すら受け取れない」という話も、心当たりがある人は多いと思います。 個人的には、感情を“つくってしまう”癖に触れた章が一番効きました。好きでもないのに好きだと思い込もうとしたり、怒りを感じているのに「そんなはずない」と押し戻したり。その積み重ねが、自然な感情をどこかに置き去りにしてしまうという指摘は、かなり現実的で逃げ場がないぶん、逆に救いにもなります。 自分の感情に自信が持てない人、他人の期待から自由になりたい人には特に刺さると思います。自分を責める前に、一度立ち止まって読んでみる価値があります。
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