
P&G式 「勝つために戦う」戦略
A・G・ラフリー, ロジャー・L・マーティン, アラン G. ラフリー, ロジャー L. マーティン, and 酒井泰介
Pan Rolling Inc / 2023-08-04
この本について
仕事で判断を迫られるたびに、「結局どれを選べばいいんだろう」と立ち止まってしまうことが多い人は多いと思います。選ばなきゃ前に進めないのは分かっているのに、選んだ瞬間に他の可能性を捨てる感じがして、どうしても腰が重くなる。僕自身も、戦略とか方針とか言われると急に抽象度が上がって、何を基準に決めればいいのか分からなくなるタイプです。 この本が面白いのは、「戦略とは選択である」と徹底して言い切っているところで、その選択をどう積み重ねていくのかを、P&Gの実例でかなり具体的に示してくれるところなんですよね。どこで戦うのか、どう勝つのか、何ができなきゃいけないのか。その五つの問いに一つずつ答えていくと、ふわっとしていた「戦略」という言葉がだんだん輪郭を持ち始める感覚があります。たとえば小売店との価格交渉ひとつ取っても、勝ち方の選択が裏にあり、それが実務の行動にまでつながっていく。こういう地続き感が、この本の魅力だと思います。 もうひとつ刺さるのは、市場や消費者を「ちゃんと自分で考える」姿勢を求めてくる点です。誰に応えるのか、その人のニーズをどう満たすのかを曖昧にしたまま動くと、結局どこでも勝てない。量販とプレステージの間に橋をかけて、新しい土俵(マスステージ)をつくった話なんて、まさに選択の組み合わせで市場が動く瞬間を見せられているようで、読む側の背筋が伸びます。 自分の判断に芯を持ちたい人や、「戦略って結局どう考えればいいの?」とずっとモヤモヤしていた人には、とくに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




