
NINE LIES ABOUT WORK 仕事に関する9つの嘘
マーカス・バッキンガム, アシュリー・グッドール, and 櫻井 祐子
サンマーク出版 / 2020-06-16
この本について
仕事の悩みって、けっきょく「人と働くこと」そのものに集約される気がします。メンバーの強みをどう扱えばいいのかとか、評価って何を見ているのかとか、週ごとの面談がただの儀式になってないかとか。自分もマネジメントの場面で同じところで立ち止まってきました。 この本が面白いのは、「もっとこうすべき」と押しつけてこないところで、むしろ“自分が感じていた違和感に説明がつく”感覚に近いです。たとえば、抽象的な資質を並べると誰もが当てはまるようで実は誰も救わない話になってしまうし、評価は客観的なものだと思いたいけれど、実際には評価者のパターンを映しているだけだったりします。そういう曖昧さを正面から扱いつつ、週一の短いチェックインや、「うまくいっている瞬間」を本人に言葉で返すというような、現場で試せる行動まで落としてくれるのがありがたいところです。 さらに、信頼は気合いではなく情報の共有頻度で生まれるとか、個性は矯正対象ではなく仕様として扱うほうが成果につながるとか、読んでみるとむしろ“自分の感覚のほうが正しかったのかもしれない”と思える場面が多いです。リーダーシップを神秘的に語らず、フォロワーの感情という現実的な視点に置き直してくれるのも救いでした。 チームの空気をなんとかしたいのに、具体的に何を変えればいいのか見えづらい人には、静かに効く本だと思います。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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