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不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画

不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画

川上 康則、武田 信子、村中 直人、荻上 チキ

累計読者数5
平均ハイライト数 53.4件/人
star総合評価 76/100
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この本について

子どもと関わる仕事をしていると、「頑張っているはずなのに、なぜか子どもがしんどそう」「こちらの意図が届いていない気がする」みたいな小さな違和感が積み重なることがあります。自分のやり方が間違っているのか、それとも社会の構造的な問題なのか…判断がつかないまま日々が流れていく感じ、僕自身もずっと抱えてきました。 この本は、そのモヤモヤを「あなたが悪いわけではなく、今の教育や社会に組み込まれた構造が子どもたちを追い詰めているのでは」という視点から捉え直してくれます。たとえば、学びを“教科書の中だけ”と狭く定義してしまうことが、子どもの意欲を奪っているかもしれないこと。あるいは、大人の焦りが「正そう」「変えよう」という力に化けてしまい、結果としてマルトリートメントと同じような環境をつくってしまう可能性があること。そして、教室が子どもにとって安心できる場になるかどうかは、教師自身の余裕や周りの大人の関わり方とも密接につながっていること。 読みながら、「子どもをどうするか」より前に「大人の価値観や空気感をどう整えるか」という視点を取り戻すことが、実は一番の予防になるんだと腑に落ちました。特に、子どもの“はみ出し”を問題としてだけ見ず、関わりのきっかけとして捉え直す感覚は、現場での小さな態度を変えてくれます。 子どものしんどさを「個人の問題」で片付けたくない人に、静かに刺さる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

専門家と考える「教室マルトリートメント」の処方箋 本書の概要 1「やりすぎ教育と教室マルトリートメント」(武田信子)、2「学校現場の〈叱る依存〉と教室マルトリートメント」(村中直人)、3「子どもの心理的危機対応とは何か」(荻上チキ)の三つのテーマから考える、不適切な指導への予防策。累計750名の教育関係者を動員したオンラインセミナー待望の書籍化! 本書からわかること 子どもの育ちに必要なものとは? 「安全基地」とは場所のことではなく、人の役割や働きかけのことを指し、発達心理学の用語です。かつて、子どもの育ちと愛着の関係に着目した心理学者・ボウルビィは、「子どもたちが順調に穏やかに育つためには、安全と探索が必要だ」と述べ、その土台として「アタッチメント」の形成が不可欠であると説明しました。アタッチメントは、日本では「愛着」と訳されていますが、本来の意味は「接続・装着・連結・取り付け」です。 教室を「安心と信頼」で溢れる場所にするには? 人が主体的に行動しようとする際には、喜んでその背中を送り出してくれるような空港の滑走路のような役割を果たし、何かあったときに戻って来ることができる、安心感のある場所が必要です。離れていてもお互いのことを思い、何かあったときには戻って安心感をもたらすことができる存在。後年、心理学者メアリー・エインズワースによって、この役割をもった大人の存在が「安全基地(Secure Base)」と名付けられました。本書は、教室を子どもたちの「安全基地」にしていくことを目指した1冊です。 こんな先生におすすめ ・威圧的な指導や子どもに試練を課すような指導の在り方に違和感を抱いている先生 ・子どもたちの安心と信頼で溢れる教室を目指す先生 ・2学期からの学級経営を見直したい先生
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