
まるごと覚えて 頭も良くなる A4・1枚記憶法
池田 義博
東洋経済新報社 / 2023-05-17
この本について
勉強でも仕事でも、覚えたいことが増えるほど「結局どれも中途半端だな…」と落ち込むことがありますよね。僕も同じで、やる気はあるのに頭に残らない感じがずっとありました。そんなときに読んだのが『A4・1枚記憶法』でした。大げさな魔法ではなく、「脳の仕組みに合わせて覚える」という地に足のついた内容が多くて、実際の行動をどう変えればいいかがかなり具体的に書かれています。 特に刺さったのは、海馬が長期記憶にすると判断してくれる“意志・回数・感情”の三つ。覚える前の姿勢や、軽くでも繰り返すこと、ちょっとだけ感情が動く工夫など、どれも「今日から変えられること」ばかりでした。また、A4の1枚に情報を圧縮することで、持ち歩きながら2秒だけ見返すような小さな行動でも記憶が刺激されるという話も現実的で助かります。丁寧に1回仕上げようとするより、薄く何度も塗り重ねるほうが定着するという“ペンキ塗り”の比喩も、その後の復習のハードルを下げてくれました。 そして意外だったのが、暗記に向いた時間帯がちゃんと存在すること。朝から昼前、夕方、寝る前のどこかを押さえるだけで効率が変わるし、難しければ仮眠を組み合わせる方法も紹介されていて、「忙しい人向け」にも作られた本だと感じました。記憶の話をしているのに、気づけば集中力や非認知能力の話にまでつながっていて、学ぶことそのものへのハードルが下がります。 知識を増やしたいのに覚えられない、復習が続かない、そんなモヤモヤを抱えている人には特に刺さる一冊だと思います。僕もまだ試行錯誤中ですが、少なくとも「覚えられないのは才能の問題じゃない」と思えるようになりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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