
事務に踊る人々
阿部公彦
講談社 / 2023-09-21
累計読者数3
平均ハイライト数 13.3件/人
推定読了時間 約5時間11分
star総合評価 52/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 34%
この本について
仕事をしていると、「なんでこんな事務に時間を吸われてるんだろう」とか、「意味あるのか分からない手続きに振り回されてるな」と思う瞬間ってありますよね。ちゃんとやらないといけないのは分かってるのに、どこかでモヤモヤが残る。しかも、自分だけが下手なのでは…みたいな負い目までついてくる。 『事務に踊る人々』は、そのモヤモヤを「歴史的にそういう構造になっているからだよ」と淡々と示してくれる本です。たとえば、事務が権力の装置として機能してきたこと、形式主義がストレスを生む一方で私たちの身を守る避難所にもなっていること、さらには「事務が死と深くつながっている」という視点まで出てきます。読んでいると、ただの面倒な作業だと思っていた事務の裏側に、ここまで人間臭い背景があったのか、と見える景色が変わっていく感じがあります。 自分の仕事にも置き換えやすくて、たとえば「配慮の規範」によって疲れてしまう理由や、形式に従うことがなぜこんなに重くのしかかるのか、といった日常の違和感が言語化されます。事務が嫌いなわけじゃないのに、距離感がつかみにくい……そんな感覚を抱えている人には特に刺さると思います。 事務に追われているすべての人に向けて、ではなく、「なぜこんなに事務が自分を縛るのか」と一度でも立ち止まったことのある人に静かに効く一冊です。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
面倒くさい、複雑、抑圧的…… 時に文豪を苦しめ、戦争を阻止し、巨額の損失を生み、 ついには死の世界を垣間見せる。 「事務」 それは人間を人間たらしめる究極の知恵。 事務の営みから人間のあり方を再考する、画期的エッセイ! クソどうでもいいのに倒錯的な愛をかきたてる かくも人間くさい事務の世界への探究。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




