
インド―グローバル・サウスの超大国 (中公新書)
近藤正規
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この本について
仕事でインドの話題が増えてきたとき、「なんとなく伸びてるのは知ってるけど、結局どんな国なのか断片でしか分からない…」というモヤモヤを抱えたまま動けないことがありました。製造業が弱いとかITが強いとか、聞く話がバラバラで、全体像がつかめないんですよね。 この本は、その“断片の寄せ集め状態”をほどいてくれました。例えば、インドのITが強い理由も「優秀な英語話者が多いから」だけでなく、歴史的な高等教育の投資や、多言語社会ゆえの柔軟性、さらにはバンガロールの空気感までつながって理解できる。あるいは、巨大市場と言いながら地域差が極端に大きく、そもそも「インド人」という括り自体が乱暴だという指摘も、ニュースだけ見ていると気づきにくい視点でした。自分の中のインド像が、象の鼻だけ触って「これがすべて」と思っていたような状態だったと痛感します。 そして一番効いたのは、インドの成長が単純な成功物語ではなく、「民主主義ゆえに時間がかかる」という現実も含めて描かれているところです。強みと弱みの両面を把握できると、仕事での判断もぶれにくくなるし、海外ビジネスの話を聞くときの引っかかりが減ります。表面的なトレンド情報ではなく、背景の“筋道”を知りたい人に向いている本だと思います。
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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
人口世界一、GDPは世界第5位。新興国のリーダーとも見られるインドの政治、経済、ビジネス、社会、外交戦略をわかりやすく解説。
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