
いますぐプライベートカンパニーを作りなさい!―サラリーマンが給料の上がらない時代にお金を残す方法
石川 貴康
この本について
「給料は変わらないのに、税金や社会保険料だけじわじわ増えていく気がする」「副業に興味はあるけど、自分にできる形がよく分からない」。そんなモヤモヤを抱えたまま日々を過ごしている人、多いと思います。僕も同じで、会社員としての安定に助けられつつも、手元に残るお金の少なさにため息が出る瞬間がよくあります。 この本が面白いのは、「サラリーマンを続けたまま、もう一つの入り口をつくる」という視点がとても現実的なところです。特定支出控除の使い方や、不動産投資と損益通算の関係、所得を分けることで税負担が変わる仕組みなど、制度をどう生活に落とし込むかが具体的に描かれています。たとえば、ワンルーム一室でも事業になり得るという話や、法人化のタイミングを急がなくていいというスタンスは、肩に入りがちな力をすっと抜いてくれる感じがあります。制度が変わりやすい前提で「できる範囲で組み合わせていく」という柔らかい発想も、読んでいて気が楽になります。 もう一点、プライベートカンパニーを“人生のゲーム”のように語るくだりが妙に腑に落ちました。儲け話というより、「自分でコントロールできる領域をひとつ増やす」という実感の話なんですよね。サラリーマンに依存しすぎないための小さな仕組み作りと考えると、急いで勝負に出なくてもいいし、夫婦で役割を分ける選択肢も自然に見えてきます。 会社の給与一本で将来を考えるのに不安がある人、でも派手な起業には気が進まない人。そんな“生活の延長線で動きたいタイプ”には特に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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