
ウイルス学者さん、うちの国ヤバいので来てください。 (中公新書ラクレ)
古瀬祐気
中央公論新社 / 2024-01-10
累計読者数3
平均ハイライト数 19件/人
star総合評価 63/100
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この本について
感染症の話題って、どうしても「正解があるようで、実は誰も持っていない」感じがしてモヤっとしますよね。現場では何が起きていて、専門家たちはどんな迷いや葛藤を抱えていたのか。そのあたりが見えないままだと、ニュースを見ても自分ごとにならないし、議論にも参加しづらいまま終わってしまう。でも本当は、私たちの日常の判断にもつながる話だったりします。 この本がすごいのは、専門知識を押しつける感じじゃなくて、「現場で何が起きていたか」が生々しく描かれているところです。たとえば、IDを振り直されてデータがズレていく混乱や、正しいことを言っても相手の状況を奪ってしまう場面では何も言えないもどかしさ。机上ではなく“人が動かしている”現場の事情が、そのまま読者の視点を少しずらしてくれます。さらに、メディアの報道が「予測」と「シナリオ」を混同していた背景を読みながら、私たちはどんな前提を受け取っていたのかを冷静に考え直せます。 あとは、著者自身のキャリアの話も意外と効きます。無理に正解を選ばず、興味の方向に動いていきながらも、人に支えられたり失敗したりしながら積み重ねてきた姿が、変に夢を煽るわけでもなく、現実的に勇気をくれるんですよね。 専門知識に疲れている人よりも、「社会の裏側で何が起きていたのか、ちゃんと知っておきたい」と静かに思っている人に刺さる一冊です。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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出版社による紹介
地元の医者は逃げ、インフラは停まり、遺体が道に転がる中、僕はアフリカに派遣された――ひ弱な感染症専門家のアウトブレイク奮闘記
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