
ネガティブフィードバック 「言いにくいこと」を相手にきちんと伝える技術
難波 猛
フォレスト出版
この本について
部下に厳しいことを伝えようとするたびに、「嫌われたらどうしよう」とか、「否定されたように受け取られないかな」とか、胸の奥がざわつくことがあります。伝えないまま時間だけが過ぎて、結局お互いしんどくなる…自分もよくこのループに入りがちです。 この本が面白いのは、「反発されるのは失敗じゃない」とはっきり書いてあるところでした。イラッとされるのは、こちらのメッセージが届いた証拠。むしろ無反応の方が危ないという視点は、自分の中の恐れをちょっと軽くしてくれます。また、部下の本音やWILLを理解する前にMUSTやCANを並べても響かない、という指摘も耳が痛いですが、その通りだと思いました。相手が抱えている不満や不安をまず吐き出してもらう姿勢や、自分のWILLを先に開示する流れは、日常の面談にもそのまま使える感じがあります。 さらに、ネガティブフィードバックが「相手を変える作業」ではなく、「問題を一緒に解決するプロセス」だと示しているのも救いでした。行動の変化が先で、意識や性格はその後ついてくるという現実的な順番は、上司側の焦りをいい意味で手放させてくれます。丁寧に向き合えば、最終的には自分の管理の負担が減る、というのも静かに腹落ちしました。 部下との対話でいつも構えてしまう人や、「優しくするのは違うし、厳しくするのも怖い」という板挟みにいる人には、かなり刺さると思います。自分もその一人でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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