
最小の労力で最大の財産を生み出す クリニック経営 4つの原則
三橋泉
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2024-02-02
この本について
クリニックの経営って、やることが多すぎて何から手をつければいいのか分からなくなる瞬間があります。集患の数字は気になるし、スタッフの動きも整えたいし、設備投資も判断しなきゃいけない。でも「努力しているわりに成果が安定しない…」というモヤモヤを抱えたまま、毎日が流れていく。そんな状態のまま走り続けて大丈夫なのか、不安になることがあるんですよね。 この本は、そういう「どこから整えるべきか」が見えにくい時に、具体的な手触りで道筋を示してくれます。たとえば、患者マッピングを鵜呑みにして看板を増やすのではなく、本当に行動につながる要因が何なのかを立ち止まって検証する姿勢。あるいは、患者さんごとのフォローを“誰が・いつ・どうやって”まで落とし込むプロセス。さらに、経営者自身がやるべき仕事を切り分けることで、労力をかける場所を間違えないようにする視点。どれも現場の「そうなんだよな…」に寄り添いつつ、無理なく改善できるところに手を伸ばせる内容です。 読んでいて思ったのは、経営の正解を押しつける本ではなく、混乱しやすい領域を順番に整理して、判断するための目線を渡してくれる本だということ。特に損益分岐点やKPIの扱い方は、数字が苦手でも“まずここだけ押さえればいい”と感じられる現実的な範囲にまとめてくれています。 クリニック運営の優先順位に迷いがちだったり、集患だけに意識が偏ってしまう院長さんには、とくに刺さると思います。子どもでもなく専門家でもなく、「同じように悩んでいる大人」に向けて語られている一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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