
医療経営学概論
裴 英洙
日経BP / 2025-03-28
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この本について
医療の現場で働いていると、「結局いまの自分の仕事は経営のどの部分に効いているんだろう」とか、「もっと良くしたい気持ちはあるのに、どこから手をつければいいのか分からない」というモヤモヤがつきまといます。現場寄りであればあるほど、戦略とかマーケティングと聞いただけで距離を感じてしまうのもあるあるだと思います。 『医療経営学概論』が助けてくれたのは、この“距離”を埋めてくれるところでした。たとえば、外部環境・内部環境の整理をすると、自分の部署の動きが院全体のどこに位置づくのかが急に見えやすくなりますし、企業戦略→事業戦略→機能戦略という流れを知ると、「なぜ今この施策が必要なのか」が腹落ちしやすくなります。さらに、STPやコアコンピタンスといったフレームワークを医療版に引き直して説明してくれるので、マーケティングの話が“自分ごと化”しやすいのもありがたかったです。 派手な逆転劇を約束する本ではないですが、日々の判断や提案の解像度を上げたい医療職にとっては、静かに効いてくる一冊だと思います。特に「現場と経営のあいだで迷いがちな人」に刺さるはずです。
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