
経理部員の基礎知識
栗山俊弘, 山本浩二, and 松澤和浩
日本能率協会マネジメントセンター / 2024-04-11
この本について
経理って、実務を触れば触るほど「あれ、これって本当はどういう意味なんだっけ…?」と急に不安が出てきませんか。仕訳はできるつもりでも、補助簿の扱い、在庫の評価、決算の締まり方、税務とのつながり…ひとつひとつは分かるのに、全体像になると急に霧がかる。僕自身、経理に関わるほど「知っているつもりの穴」に何度もつまずきました。 この本がありがたかったのは、その穴を埋める“具体的な実務の視点”が随所にあるところです。たとえば売掛金や買掛金の補助簿をどう設計するかとか、請求書通りではなく自社規程をベースに支払う意味とか、現場で迷いがちな判断にきちんと理由が書いてある。電子帳簿保存法やインボイス制度、でんさいやPeppolのようなDXの話も、“結局、経理として何を押さえるべきか”まで踏み込んでいて、読むほど業務の風景が変わりました。 もう一つよかったのは、在庫や固定資産、退職給付、資産除去債務のような、普段なんとなく処理してしまう領域が「なぜそうなるのか」までつながるところです。在庫を増やすと利益が出てしまう全部原価計算のクセや、固定資産に上乗せした費用がどう償却されていくかなど、教科書では流しがちなポイントが実務の言葉で理解できます。 経理歴はあるけれど、まだ全体像にどこか不安が残っている人に刺さる一冊です。読み終えるころには、日々の処理と会計・税務の仕組みが一本の線でつながっていく感覚がありました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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