
登山と身体の科学 運動生理学から見た合理的な登山術 (ブルーバックス)
山本正嘉
講談社 / 2024-05-16
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推定読了時間 約5時間16分
star総合評価 42/100
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この本について
平日は仕事でバタバタして、運動らしい運動がほとんどできないまま週末を迎える。登山が好きでも、「こんな不規則な生活で山に行って大丈夫かな」とか、「結局ただしんどいだけで、体づくりになっているのかよく分からない」というモヤモヤ、僕もずっと抱えていました。山でのしんどさって気力の問題じゃなくて、身体の使い方を知らないだけなんじゃないか…と、この本を読んでしみじみ思いました。 面白いのは、上りと下りで身体がまったく違う働きをしているという説明です。上りでは脂質を使う遅筋が働いて心肺が鍛えられて、下りでは糖質を使う速筋が働いて筋骨格が鍛えられる。山を往復するだけで両方の筋線維が使われている、という視点は、自分の登山の感覚にすっと馴染みました。さらに、朝食でエネルギーを前倒しに補給しておくとか、行動中は炭水化物を小分けに入れていくとか、知っているようで実はやっていなかったことが多くて、読むだけで翌週の山行の疲れ方が変わります。 特に刺さったのは、「主観強度11〜12がちょうどいい」という話。鼻呼吸で歩けるくらいのペースに落とすだけで、急登でも脚が最後まで残る。自分のペースをどう作ればいいか分からない人には、かなり現実的な指標になると思います。 登山を“気合”ではなく“仕組み”で楽にしたい人に届く一冊です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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出版社による紹介
登山人口は年々増加の一途をたどり、いまや登山は老若男女を問わず楽しめる国民的スポーツになっています。いっぽう、登山人口の増加に比例して山岳事故も増えており、GWや夏期のハイシーズンには、事故のニュースを目にしない日はありません。安全な登山技術の普及が喫緊の課題となっています。本書は、安全に楽しく登山をするために、運動生理学の見地から、疲れにくい歩き方、栄養補給の方法、日常でのトレーニング方法、デジタル機器やIT機器の効果的な使い方などをわかりやすく解説しています。さらに、豊富なコラムで楽しみながら知識が身につけられます。 目次 第1章 登山とはどのような運動か 第2章 山での疲れにくい歩き方 第3章 山での栄養補給の方法 第4章 環境の影響から身体を守る 第5章 山で起こる身体のトラブルを防ぐ 第6章 体力トレーニングの考え方と方法 第7章 登山計画の立案と身体面の準備 第8章 安全登山の仕組みづくりとセルフチェック
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