
哲学史入門Ⅱ デカルトからカント、ヘーゲルまで (NHK出版新書)
上野 修, 戸田 剛文, 御子柴 善之, and 大河内 泰樹
NHK出版 / 2024-05-10
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この本について
ときどき、考えること自体が迷路みたいに感じることがあります。物事の土台を押さえたいのに、経験なのか理性なのか、どこまで信じていいのかがわからなくなる。頭では整理したいのに、判断の基準がふわっとしていて落ち着かない。そんなときに、この本が静かに助け舟を出してくれました。 デカルトの「絶対」を探す姿勢から始まり、ヒュームの因果を揺さぶる議論、それに揺れたカントがどこまで経験を越えていいのかを吟味していく過程が、ひとつのストーリーとしてつながっていきます。特に、判断力の話や、経験と理性を二分法で片づけない視点は、日常の「どう捉えればいいんだろう」という迷いにそのまま重なるところが多いと思いました。ライプニッツの可能世界の考え方や、リードの「土台もネットワークの一部」という発想も、思考の柔軟性を取り戻すきっかけになります。 哲学史の知識を増やすというより、自分の迷い方そのものを整理したい人に向いている一冊です。抽象的な議論なのに、読み手の立ち位置を変えてくれるような実感があるので、「考える基準をもう一度つくり直したい」という人にはとても刺さると思います。
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出版社による紹介
哲学者たちは何と向き合ってきたか? 日本における哲学の第一人者が集結し、全3巻で西洋哲学史の大きな見取り図を示す! 今回は、デカルトからドイツ観念論までの近代哲学。時代のうねりのなかで、人間の知性の働きを突き詰めた哲学者たちの思索に迫る。決定版の入門シリーズ第2弾!
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