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哲学思想史 問題の展開を中心として (角川ソフィア文庫)

哲学思想史 問題の展開を中心として (角川ソフィア文庫)

淡野 安太郎

KADOKAWA / 2022-02-22

累計読者数6
平均ハイライト数 8.5件/人
推定読了時間 約3時間59分
star総合評価 44/100
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この本について

仕事でも人生でも、「結局どこまでが自分の意志で、どこからが流れに乗っているだけなのか」がよく分からなくなることがあります。考えれば考えるほど霧が濃くなる感じで、判断に芯がないまま時間だけが過ぎていく。そんなときにこの本を読むと、哲学者たちが同じ迷いをどう扱ってきたか、その“思考の踏み跡”が静かに見えてきます。 たとえばスピノーザがデカルトの三実体説を徹底的に突き詰め、最終的に“一つの実体に収束してしまう”流れを読むと、自分の思考もいつの間にかどこかの前提に縛られていることに気づかされます。ロックが「まず自分の能力の範囲を確かめるところから始めよう」と言った背景を知ると、議論や判断で空回りしている自分にストップがかかる感覚もあります。また、ベイコンやデカルトが方法をめぐって細かく積み上げた思考を追うと、目の前の現象をどう観察し、どこから因果をつかみにいくべきかが徐々に整ってきます。 巨大な体系を覚えるというより、「人間は有限なのに無限を求め続ける」という根っこの欲求に、どう折り合いをつけてきたのかを辿る一冊です。思考が拡散して収拾がつかないとき、足場をつくり直したい人に特に合うと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

哲学を歴史として体系的に把握できる名著として紹介され続けてきた作品。 ギリシャ、中世、近世、現代哲学も、現代哲学も現象学からプラグマティズムに新実在論まで、、 なぜこのような思想は現れ、流行後になぜ消えたか?という問いを軸に学ぶことができる。 生の哲学の樹立者にして、ノーベル文学賞も受賞したベルクソン。 氏の研究でも知られる著者が遺した、通読できる哲学史の決定版! 「哲学を歴史として、体系的に見ていくには1960年代の教科書が一番いい」 佐藤優氏が復刊を熱望し続けてきた入門書、ついに甦る。 ※本書は1949年に勁草書房より刊行され、62年に同社より新版が出された『哲学思想史』を文庫化したものです。 底本には71年の新版第8刷を使用しました。 【目次】 緒言 全面的に書き改めるに際して 序章 哲学と哲学史 第一章 古代哲学 第一節 ギリシャにおける学問の誕生とその発展 第二節 二元論と一元論 第三節 古代の唯物論 第四節 自由の問題 第二章 中世哲学 第五節 キリスト教思想 第六節 中世思想の根本問題 第七節 普遍者論争 第三章 近世哲学 第八節 近代文化の誕生 第九節 唯理論 第十節 経験論 第十一節 批判主義の根本精神 第十二節 弁証法的思惟 第十三節 唯物論とその超克 補章 現代哲学の動向 解説 佐藤優 参考文献 哲学者一覧表(年代順) 人名ならびに事項索引
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