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探花―隠蔽捜査9―(新潮文庫)

探花―隠蔽捜査9―(新潮文庫)

今野敏

累計読者数5
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約6時間43分
star総合評価 17/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 10%

この本について

仕事で「ここ、全部あなたに任せるよ」と言われたものの、任されているのか丸投げされているのか分からず、妙なモヤモヤだけが残ることってありませんか。責任の線引きが曖昧なまま動き出すと、余計な気疲れが増えるし、相手の意図を探るばかりで前に進めなくなる瞬間があると思います。 今回保存されていた「交渉を全面的に任されているとおっしゃいましたね」という一文を見て、ああ、この感じだなと勝手に共感しました。『探花』では、竜崎のように役割の境界を淡々と確認しながらも、相手との距離を見失わずに進める姿勢が一つの軸になっています。こちらの感情を膨らませすぎず、事実ベースで淡々と会話を積み直していくことで、むしろ人間関係の温度が下がらずに済む、そんな描かれ方が多いんです。交渉という言葉が出てくる場面でも、責任を曖昧にしたまま前に進まないところが、読んでいて妙に実用的に感じました。 とはいえ、この作品は「仕事術の本」ではなく、警察小説としての面白さがしっかり軸にあります。その中で、竜崎が淡々と役割を確認したり、筋を通したりする場面が、日常の自分の判断にも少しだけ使える形で残っていく。そんな意味で、過度に期待するより、物語に入り込みながら「こういう視点もあるか」と受け取るくらいがちょうどいいと思います。 自分の立場や責任にモヤつくことが多い人に、静かに効いてくる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

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