
去就―隠蔽捜査6―(新潮文庫)
今野敏
新潮社 / 2018-12
累計読者数5
平均ハイライト数 4.4件/人
推定読了時間 約8時間38分
star総合評価 37/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%
この本について
仕事で「みんな頑張ってるのに、なぜか全体は回らない」という状況にぶつかることがあります。自分の力不足なのか、組織が悪いのか、その境界がわからなくなるあの感じです。私もよく悩むのですが、『去就―隠蔽捜査6―』を読んでいると、視点の置き方が少し変わる瞬間があります。 このシリーズの魅力は、登場人物の言葉を借りて「個人ではなく、仕組みの問題として捉え直す」という考え方を淡々と示してくれるところです。合理化と言いながら、誰かの都合に合わせただけの仕組みがどれだけ現場を苦しめるのか。そして、本来の目的から丁寧に逆算すれば、どこを直すべきかが見えてくる。読んでいると、自分が抱えていたモヤモヤが「考え過ぎじゃなくて、むしろ考えが足りなかっただけかもしれない」と言われているようで、妙に腑に落ちました。 さらに、主人公が個人の努力を一過性で終わらせず、仕組みに落とし込もうとする姿勢も響きます。仕事でも、目の前の頑張りを積み上げるだけでは限界があると感じることがありますが、この本は感情論ではなく、現実的な距離感でその視点を示してくれます。大げさに人生を変えてくれる本ではないけれど、次の日の会議でのものの見方が少し変わる、そんな作用を持っています。 組織の理不尽さに疲れつつも、なんとか折り合いをつけて働いている人には、特に刺さると思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの67%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
大森署管内で女性が姿を消した。その後、交際相手とみられる男が殺害される。容疑者はストーカーで猟銃所持の可能性が高く、対象女性を連れて逃走しているという。指揮を執る署長・竜崎伸也は的確な指示を出し、謎を解明してゆく。だが、ノンキャリアの弓削方面本部長が何かと横槍を入れてくる。やがて竜崎のある命令が警視庁内で問われる事態に。捜査と組織を描き切る、警察小説の最高峰。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要









