
あいまいさに耐える ネガティブ・リテラシーのすすめ (岩波新書)
佐藤 卓己
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この本について
SNSを見ていると、判断を急かされるような感覚になることがありませんか。数字やランキングがそのまま「正しさ」に見えてきて、落ち着いて考える前に反応してしまう。自分もそんな焦りに飲まれることがあって、後から「あれ、本当に自分の意見だったのかな…」と振り返ることがあります。 この本が効くのは、まさにその“急がされる感じ”に疲れたときでした。世論と輿論を分けて見る視点は、ニュースや支持率の見え方をがらりと変えてくれるし、「情報を真偽で二分しようとしない」姿勢は、あいまいな状況で心を落ち着かせる助けになります。さらに、即時的な面白さよりも、退屈だけれど長い時間に耐える情報に価値がある、という指摘は、自分のニュースとの向き合い方を少しずつ修正してくれます。 うまく判断できないとき、急がなくていい理由を外側から与えてくれる本って貴重だと思うんです。あいまいさに耐える力なんて、普段あまり考えないけれど、気づけばいちばん足りていない部分かもしれません。情報の波に振り回されがちな人ほど、静かに効いてくるんじゃないかと思います。 特に、自分のペースで考えたいのに周りの速度に合わせてしまうタイプの人には刺さる一冊です。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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出版社による紹介
二〇一〇年代以降のメディア社会のなかであいまいさに耐えられない私たちに、輿論主義のための「消極的な読み書き能力」を伝授。
読んだ内容を、もう忘れない。
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