
流言のメディア史 (岩波新書)
佐藤 卓己
累計読者数3
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推定読了時間 約6時間5分
star総合評価 73/100
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この本について
ニュースやSNSで流れてくる情報を見て、「これ、本当に起きたことなのか」「自分の不安に引っ張られているだけじゃないか」と立ち止まる瞬間が増えました。誰が悪いというより、自分の中の“あいまいさ”が勝手に物語を作ってしまう感じがあって、その仕組みを一度ちゃんと眺めてみたくなった人は多いと思います。 『流言のメディア史』は、まさにその“勝手に物語ができてしまう”状況を、歴史の具体例を使いながら解きほぐしてくれる本でした。輿論がしばしば私刑として機能してしまう構造や、うわさが「重要だから」ではなく「あいまいで不安だから」広がるという指摘は、自分の心の動きにも当てはまってきます。さらに、事実よりも“解釈枠”が先に立ってしまうと、状況そのものが歪んでいくというトマスの公理の話は、日々の情報の受け取り方をかなり静かに揺さぶってきます。 派手な処方箋はないですが、歴史を媒介に「自分がどんなときに物語を信じたくなるのか」を少し客観視できるようになる本です。情報が速すぎる時代に、立ち止まるきっかけがほしい人に刺さると思います。
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出版社による紹介
流言蜚語、風評、誤報、陰謀論、情報宣伝......。ポスト真実の時代に求められる「あいまい情報」を読むメディア的思考とは?
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